【韓国ドラマに見られる焼菓子「プンオパン」】韓国の「フナ焼き」ってどんなもの？「たい焼き」との違いや韓国での人気の理由、更に「コイ焼き」についても解説！

韓国ドラマでときどき耳にする「フナ焼き」って？

韓国ドラマでときどき耳にする「フナ焼き」って「たい焼き」のことかなって思って観ていました。

「韓国のたい焼きってどんな食べ物なの？」、「日本のたい焼きと韓国のたい焼きの違いは何？」、「韓国のたい焼きが人気な理由を教えて欲しい」。

こんな疑問を持っている人もいるかもしれません。韓国の「フナ焼き」について、知りたいことがある方はいますか？

この記事では、韓国のたい焼きの起源や味の種類、そして日本のたい焼きとの違いについて紹介しています。

読むことで、韓国の「フナ焼き」について詳しく知ることができ、その情報を元に韓国のたい焼きをより楽しめるでしょう。

12月釜山の想い出11⭐韓国版鯛焼きプンオパン😍(フナ焼き)韓国のプンオパンは薄皮パリパリで端っこまであんこたっぷり冬は特に温まって美味しい〜🔥🤤#붕어빵 #プンオパン #たいやき #フナ焼き #釜山 #プサン #부산 #송정동 https://t.co/DUuQ9GyCP4 pic.twitter.com/gvKp8A2Fgc

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韓国のたい焼きの「フナ焼き」って？

韓国の冬の定番お菓子であるたい焼きは、日本と同じように屋台で販売されています。

韓国では、「プンオパン（불어빵：ブルオパン）」と呼ばれ、見た目も味も日本のたい焼きに似ており、基本的に小豆あんが入っています。

プンオパンは、朝鮮半島のお菓子であり、日本のたい焼きに似た食べ物です。

また、「鮒（フナ）焼き」や「鮒（フナ）パン」とも呼ばれます。

このお菓子は、フナの形をしており、そのために「プンオ」というフナを意味する単語と、「パン」という小麦粉の生地を用いた焼きものを意味する単語を組み合わせて名付けられました。

また、世界的なK-POPアイドルグループBTSのメンバーもプンオパンを食べていることから、韓国でも人気のお菓子です。

韓国で「プンオパン」が人気の理由

プンオパンが人気の理由は、寒い冬の日にぴったりな温かいお菓子であることと、非常に安価であることです。

屋台によって価格は異なりますが、1個から5個まで約500ウォンから1,000ウォン（日本円で50円から100円）で購入できます。

さらに、小さな一口サイズのミニプンオパンも登場し、お土産やおやつ用に購入する人が増えています。

日本と韓国のたい焼きの違い

日本と韓国のたい焼きは見た目が似ていますが、実際には異なる点があります。

韓国のプンオパンは日本のたい焼きよりも小さく、韓国語で「鮒」を意味する「붕어」という名前が付けられていて、「붕어（プンオ）」は韓国語で鯛ではなく「鮒（フナ）」という意味です。

プンオパンは、一般的な日本のたい焼きと比べると、いくつかの違いがあります。

たい焼きがぽってりとしているのに対して、プンオパンは細く、ヒレが大きいです。

また、たい焼きは頭と尾がやや上を向き、プンオパンは直線的です。

餡の部分も、たい焼きは全体に入っているのに対して、プンオパンは中心部のみです。

そして、たい焼きは和食の魚と同様に置き方にこだわりますが、プンオパンは向きにこだわりがありません。

プンオパンの中身は、小豆餡が最も一般的ですが、白餡やカスタードクリーム、チョコレートのほかにも、ピザやカレー、キムチなども使われることがあります。

また、同様のパンとして、小麦粉生地を焼いて餡を入れた菊花の形をしたクックァパンやバナナの形をしたパナナパンなどもあります。

現代の韓国語では、プンオパンは「うりふたつ」「そっくりな人同士」を表す比喩として使われます。

韓国のドラマには、たい焼きがよく登場する理由

韓国のドラマには、「フナ焼き」がよく登場します。例えば、「ヴィンチェンツォ」や「まぶしくて」、「イカゲーム」・・・など、様々な作品で見かけます。

また、「あなた達親子は、フナ焼きだね」という言い回しは、「親子がとても似ていること」を表現する際に使われるそうです。

韓国のサイトを調べてみると、「フナ焼き家族」というお菓子が存在することがわかりました。

この表現からも韓国では、「たい焼き＝家族の温かさ」という感覚があるのではないかと思います。

日本では、焼き芋が最も近いのかもしれません。心が温まる食べ物というニュアンスでは、日本の焼き芋と韓国のフナ焼きは似ていると感じました。

韓国の「フナ焼き」の起源は日本の「たい焼き」？

日本統治時代の朝鮮には、1930年頃にたい焼きが日本から伝わり、製造されるようになったといいます。

その後、第二次世界大戦や朝鮮戦争の食糧難の時期も、安価なおやつとして屋台で販売されたようです。

このおやつは、小麦粉を溶いた糊状の生地を焼くことからプルパン（プル朝: 풀：糊）とも呼ばれ、生地が薄く粗悪ながらも人気を博しました。

しかし、韓国の経済成長とともにほぼ消滅し、1990年代に再び登場しました。

現在では、鯉の形をした「インオパン」も人気を得ている。このおやつはすみずみまで餡が入っており、油を塗ってカリッと焼き上げている。

「プンオパン（フナ焼き）」きと「インオパン（コイ焼き）」はちがうもの？

日本の鯛焼きに相当する食べ物が韓国にもあります。

韓国旅行中に、私は「プンオパン（フナ焼き）」を買いましたが、店のおじさんが入れてくれた袋には「インオパン（コイ焼き）」と書いてありました。

最初は、魚の形をしたあんこ入りのお菓子だと思って、フナとコイの違いは単に店による命名方法の違いだと思っていました。

しかし、調べてみると、プンオパンとインオパンは別のものであるようです。

「プンオパン」とは、「불어빵（ブルオパン）」または「鮒焼き」と呼ばれ、小麦粉の割合が高い生地に、お腹の部分にのみあんこが入っている丸みと厚みがあるパンです。

表面は綺麗でパリッとしており、脂っこくなく、淡白なにおいがします。また、外から中のあんが透けて見えないのも特徴の一つです。

一方、「インオパン」は、もち米をたくさん使って作られています。

生地は薄く、中のあんこが透けて見えます。

頭からしっぽまで全体にあんこが入っており、形は「プンオパン」と比べると細身でシュッとしています。表面は少し脂っぽく、香ばしいにおいがします。

ヴィンチェンツォのオ・ギョンジャは、この違いについて同じことを言っていました。

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「普通だと思っていたことが、実は家族だけの常識だった。そんなこと、結構あるかも？
韓国の屋台フード、コイ焼きとフナ焼きのちがいは、本当は口の形じゃなくて生地。でもお母さんからヴィンチェンツォへ、こんなささいな勘ちがいが受け継がれていたなんて、すごく家族っぽくていいな☺️」

それは、口の形がプン（붕）の形とイン（잉）の形をしており、それぞれ異なるということです。

しかし、実はこれは不正解で、韓国の屋台フード、コイ焼きとフナ焼きのちがいは、本当は、口の形じゃなくて生地のちがいだそうです。

おそらく、ヴィンチェンツォは幼い頃に母親からそう聞かされたためでしょう。

インオパン（鯉焼き）とプンオパン（ふな焼き）を食べ比べ

インオパンは餅粉で作られていて、プンオパンは小麦粉だそうです。

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