【来年3月29日公開決定！】映画『四月になれば彼女は』ネタバレ・あらすじ！佐藤健、長澤まさみ、森七菜が共演！

来年（2024年）3月29日に公開される映画『四月になれば彼女は』は、映画プロデューサーであり小説家でもある川村元気さんの恋愛小説を基にしています。

この映画では、東京、ボリビアのウユニ、チェコのプラハ、アイスランドなど世界各国を舞台にしたラブストーリーが描かれ、主要キャストには初共演となる佐藤健、長澤まさみ、森七菜が選ばれました。

人を愛すると言うのはどういうことなのか、愛は努力しないとだんだん消えていくものなのか、様々なことを問いかけてくる究極のラブストーリー。

原作発表時、星野源と新海誠が推薦コメントしたことで話題になった作品でもあります。

映画『四月になれば彼女は』はどんな映画か？

川村元気原作の恋愛小説「四月になれば彼女は」が映画化、「Lemon」や「マリーゴールド」のミュージックビデオを手がけた映像作家の山田智和が監督を務める作品は、主人公である精神科医の藤代俊（佐藤健）のラブストーリーです。

ある4月の日、結婚が近づいていた藤代のもとに、”ある人物”から手紙が届きます。

手紙を書いたのは、藤代が10年前に交際していた初恋の女性である伊予田春でした。

同じ時期に、藤代の婚約者である坂本弥生（長澤まさみ）が突然姿を消します。

『四月になれば彼女は』川村元気 – YouTube

世界中の場所で物語は展開され、ボリビア・ウユニ、チェコ・プラハ、アイスランド、そして日本で、藤代は愛する人の真実を探し求めます。

佐藤健さんは、藤代役を演じることになった際、「7年前に原作を読んだ時、恋や愛、恋人との時間で手に入れたものや失ったもの、恋愛の正体を探し求める藤代の苦悩に共感しました。今回の舞台では、皆さんが恋愛や愛をどう考えているか、それぞれの答えを見つけられるように、一緒に探求していきたいと思います。ぜひ劇場に足を運んでください」と呼びかけました。

また弥生役の長澤まさみさんは、「この作品は恋愛に悩んだり苦しんだり立ち止まったりする人たちに向けて届けたい映画です」と語り、春役の森は「どうやったって過去は変わらないけど、あの時のあの人、今の私のかけら、目の前の貴方に新しく出逢うことができる。そんな体験を皆さんにお届けできる日を心待ちにしています」と伝えています。

川村元気プロデューサーは、7年前に佐藤から小説の感想をもらったことについて言及し、「最初から最後まで映画作りに協力してくれた佐藤健さんに感謝したいです」と述べました。

山田智和監督は、「本当に素晴らしいキャストが揃い、真摯で最高な表現者である三人と過ごした時間は刺激的でかけがえのないものでした」と回想しました。

また、今作では「新聞記者」「余命10年」の今村圭佑が撮影監督を務め、「世界から猫が消えたなら」「ラストレター」の小林武史が音楽を担当するのだそうです。

映画『四月になれば彼女は』の出演者(キャスト)は？

主人公の＜藤代 俊＞を演じるのは、佐藤健さん、都内の大学病院に勤める精神科医で、初恋に痛い思い出を抱えており、ある日突然婚約者の弥生が失踪してしまう。

あることをきっかけに姿を消した、愛する人の姿を探し求める繊細な役どころを演じます。

藤代の婚約者＜坂本 弥生＞を演じるのは、長澤まさみさん、動物園で多くの動物を診ている獣医、深く愛したはずの藤代を残し、姿を消す。その理由とは…

「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という言葉だけを残し藤代の前から突然、姿を消してしまう謎の多い役どころを演じます。

藤代が10年前に交際していた初恋の女性＜伊予田 春（ハル）＞を演じるのは、森七菜さん、藤代の初恋の相手。

写真を撮りながら、世界中を旅している。とある事情を抱え、10年ぶりにウユニ塩湖から藤代に手紙を送るミステリアスで切なさを孕んだ役どころに挑みます。

映画『四月になれば彼女は』ネタバレ！あらすじ

『四月になれば彼女は』は、結婚を控えた主人公が、かつての恋人から届く手紙により「失われていく愛」に翻弄されていく姿を描いた作品です。

そこで今回は映画化も決定している川村元気さん著『四月になれば彼女は』のあらすじ～結末をご紹介いたします。

藤代俊（佐藤健）は、精神科医として大学病院で働いており、坂本弥生（長澤まさみ）との結婚が1年後に迫っていました。

しかし、大学時代に付き合っていた初恋の相手・伊予田春（森七菜）から突然手紙が届く。

現在、ハルは、ボリビア西部のウユニ塩湖を訪れ、美しい情景や藤代との思い出を手紙に綴っていました。

その後も手紙は届き、7月にはチェコのプラハ、10月にはアイスランドのレイキャビクから届きました。

藤代は、手紙を読むうちに恋の記憶が蘇り、弥生との結婚に迷うようになる。藤代と弥生は2年間体の関係がありませんでした。

12ヶ月にわたって、藤代は失恋に苦しむ中で、「彼女を本当に愛しているのか」「このまま結婚しても良いのか」という疑問を抱き、「なぜハルは今になって自分に手紙を書いたのか」と考えることになります・・・。

藤代俊の過去

大学の写真部で出会った藤代と初恋の女性・伊予田春（ハル）は、互いに惹かれ合い、交際を始めました。

しかし、写真部のOBである大島は、ハルに想いを寄せてしまいます。

大学を卒業後、大島は就職しましたが、精神的な問題で退職しました。

その後、学生時代から交際していた女性と結婚し、彼女に支えられながら生活しています。

ある9月の日、ハルから藤代に「助けて。大島さんが！」と電話がかかってきました。

藤代が駆けつけると、ベッドの上には空になったピルケースが置かれ、大島は昏睡状態で、ハルは、横で放心状態で立ち尽くしていました。

大島は、一命を取り留め、見舞いに来た藤代とハルは、彼の妻から「あの人は何度もこのようなことをしている。だから伊予田さん、気にしないで。あの人は常に死に追いかけられているのだから、どうにかしてしまったのだ」と聞かされるのです。

藤代は、大島とハルの間で何が起こったのか分かりませんでしたが、彼の妻は全てを理解しているようでした。

帰り道、藤代とハルがバスを待っていると、大島が病室を抜け出して追いかけてきて、大島は、ハルを呼びかけたが、ハルはすぐに逃げ出して、藤代を置いて行ってしまいました。

その事件の後、藤代は写真部に出席しなくなり、ハルも来なくなったのです。

ハルから一度だけ「会いたい」という留守電メッセージがあったが、藤代は、連絡をせず、藤代は、めんどくさいことから逃げるように、そのままハルと別れたのです。

藤代俊と坂本弥生との関係

藤代は、ハルと別れた後、坂本弥生と出会い、現在婚約中であり、弥生と付き合う前には婚約者がいたが、直前で破棄された過去がありました。

現在、二人はタワーマンで一緒に暮らしており、問題ない関係を築いているように見えるが、二年以上もベッドを共有していないのでした。

藤代は、3年前に弥生を愛していたが、今は自分が彼女を愛しているか分からない状態であり、彼の迷いや疑問は解消されず、結婚式の準備だけが進んでいるのでした。

ある日の12月、結婚式まであと4か月という時に、弥生が突然家出をしてしまいました。

藤代には、心当たりがなく、弥生の妹である純に相談することにしました。

以前、藤代は、純に誘惑されかけたことがありましたが、未遂に終わっています。

藤代と純の関係が弥生の家出の原因だと思われますが、実際には違い、弥生は、藤代が幸せではなく、何を考えているのか分からないと感じていたのです。

また、弥生自身も藤代と一緒に生活していく中で、気持ちを共有することを怠っていたことに気づきました。

伊予田春の真実

2月になった時、藤代は、ハルが末期がんで亡くなっていたことを知るのです。

その後、藤代は、ハルが最期の時間を過ごした療養所を訪れ、担当の医師から、ハルが海の水平線に向けたカメラを見つめながら、「私、どうやら間に合わなかったみたいです」と言ったことを聞きます。

藤代は、帰宅後、寝室のベッドで弥生の香りをかぐ中、サイモン&ガーファンクルの曲『四月になれば彼女は』の「九月、僕は忘れない。生まれたばかりの愛も、やがて移ろい過ぎてゆくってことを」という歌詞を思い出すのでした。

長い夢からの目覚め・・弥生との再スタート

藤代は自宅に戻り、弥生の寝室に向かい、そこで、弥生のベッドに横たわり、ハルからの最後の手紙が枕元で封を切られているのを見つけました。

「最後に行く場所は、決めていました。インドのカニャークマリ。フジと見ることができなかった朝日を、見にいこうと思っていました。（中略）わたしは、わたしに会いたかった。あなたのことが好きだった頃のわたしに。あのまっすぐな気持ちでいられた頃の自分に会いたくて、手紙を書いていたのです。（中略）いまフジが愛する人がいて、その人がフジのことを愛してくれることを願っています」

藤代は、手紙を読んで、自分がハルを諦めたように、今自分も弥生に同じことをしていることに気づくのです。

そして、4月になった頃、彼は日本を離れてインドに向かい、ハルと一緒に見たかったカニャークマリの朝日を見るために海岸に到着します。

そこで彼は、数千人が水平線から昇る朝日を見つめている中で、弥生を見つけ、彼女の名前を呼びながら、彼はスーツケースを引きずって近づきます。

あたたかな風が吹いてきた。

野の花が、弥生の足元で咲いている。

日差しは優しく、ふたりを包み込んでいる。いつのまにか、春がやってきていました。

弥生は、藤代を見つめ、藤代の目からは涙がこぼれ落ち・・・

四月の朝日に照らされた彼女の元に、藤代は群衆をかき分けて駆け寄った。

サイモン＆ガーファンクル『四月になれば彼女は（April come she wil）』

映画『四月になれば彼女は』は、サイモン＆ガーファンクルの名曲「四月になれば彼女は（April come she will）」を敬意を表して作成されたようです。

「April come she will」という詩句を含む、サイモン＆ガーファンクルの「四月になれば彼女は」という曲は、初め聴いたときは、死にゆく恋人について歌っている悲しい曲だと思いましたが、実際には恋愛そのものについて歌っていることがわかります。

四月がやってくると彼女もやってくるという表現は、詩的な倒置を使っていると感じます。

Simon & Garfunkel – April Come She Will (from The Concert in Central Park) – YouTube

そして、五月から八月までは、恋愛の様々な側面を象徴的に描写し、九月でまとめています。

「September I’ll remember.」の表現は、「九月になると思い出すだろう」というよりも、「九月そのものが思い出すときそのもの」という意味合いがあると思います。

各月で「April 」と「will」、「May」と「stay」、「June」と「tune」、「July」と「fly」、「August」と「must」、「September」と「remember」と各月で韻を踏んでおり、脚韻もあり、この詩法は、音楽的効果と詩の内容を伝える上で重要で、邦題の「四月になれば彼女は」は、この曲のイメージをよく表しており、名訳と言えるのではないでしょうか。

春の四月は、長い冬が終わり、明るい希望に満ちた季節です。

アメリカでは、学年の区切りが九月から始まり、八月に終わるため、多くの場合、学生時代の恋愛も八月に幕を閉じます。

この歌には、そんな感傷的な要素も含まれています。

ポール・サイモンは、短い曲でありながら、季節の変化と恋愛のイメージを巧みに織り込み、彼の才能を示していて、アート・ガーファンクルの美しい歌声が、この曲にぴったりと合っています。

映画『四月になれば彼女は』マンスリートレーラー

映画『四月になれば彼女は』マンスリートレーラー＜June＞2024年春公開

映画『四月になれば彼女は』マンスリートレーラー＜June＞2024年春公開 #shorts – YouTube

映画『四月になれば彼女は』マンスリートレーラー（May）2024年春公開

映画『四月になれば彼女は』マンスリートレーラー＜May＞2024年春公開 #shorts – YouTube

映画『四月になれば彼女は』マンスリートレーラー（April）2024年春公開

川村元気の小説『四月になれば彼女は』実写映画化 マンスリートレーラー（April）【2024年公開】

まとめ