![【衝撃の物語】『PLAN75』ここは75歳の人が“死を選べる”社会になった日本… あなたはどう生きる?](https://i0.wp.com/www.topic-curation.com/wp-content/uploads/2023/04/6fabcafc-582d-472f-83ae-f4edaa063d85.webp?fit=1450%2C759&ssl=1)
もくじ
『PLAN75』ここは75歳の人が“死を選べる”社会になった日本… あなたはどう生きる?
『PLAN 75』は、2022年6月17日に公開された日本・フランス・フィリピン・カタール合作の社会派サスペンス映画作品。
『PLAN 75』は、超高齢化社会に対応すべく75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描いた物語。
『第46回日本アカデミー賞』で優秀主演女優賞や『第65回ブルーリボン賞』で主演女優賞などを獲得。
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さらに、『PLAN 75』は国内にとどまらず、早川千絵監督が『第75回カンヌ国際映画祭』でカメラドール特別表彰を授与されたほか、第95回米国アカデミー賞『国際長編映画賞部門』で日本代表に決定するなど、海外からも高い評価を受けた。
架空の現代・・・「満75歳から生死の選択権を与える制度『プラン75』が国会で可決・施行された」日本。
日本では高齢化問題の解決策として、75歳以上の高齢者に安楽死する権利(「PLAN 75」通称・プラン75)が認められた。
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78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は身寄りのない未亡人だが身体は丈夫で、ホテルの客室清掃員として働いていた。
そして、彼女は、市役所のプラン75申請窓口で働く青年・岡部ヒロム(磯村勇斗)や、コールセンタースタッフの瑶子(河合優実)と出会っていく。
プラン75の職員である青年・岡部ヒロム(磯村勇斗)は、窓口で無料の「合同プラン」について穏やかに説明していた。
いつものように働いていたミチと稲子だったが、突然、稲子(大方斐紗子)が倒れ病院へ運ばれ、その後、ミチや他の高齢女性たちが、高齢を理由に解雇される。
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職を失い、家まで立ち退きになったミチ、もちろん新しい仕事もなかなか見つからず住む家もない。
どうにか交通整理の仕事につくが、高齢のためミチにはきつい仕事だった。
ある日、入院以降、稲子と連絡がとれないため、ミチは稲子の家を訪ねてみると、家で亡くなっている稲子を見つけた。
次の定職を見つけられず、生活保護にも抵抗のあるミチは、ついにプラン75を申請した。
申請を終えたミチの元に、コールセンターの瑤子(河合優実)から連絡が入る。
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瑤子に身の上話をするほど心をゆるよようになるミチ・・・プラン75の利用者だけが貰える10万円も、ミチには、使い道がなく困っているところに、瑤子からの電話があり、ミチはふと瑤子にお願いをします。
ミチは、夫との思い出の場所を巡りたいから付き合って欲しい・・・そう言ったミチの願いを無下には出来ず、瑤子は、本来、電話以外の接触は禁じられていまるが、バレなければ大丈夫とミチの願いを受けることにしました。
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他人とまとめて火葬・埋葬されれば、葬式や墓の費用の心配がないコースだった。
かねてよりプラン75のやり方に葛藤を覚えていたヒロムの前に、長年会っていなかった叔父・幸夫(たかお鷹)がプラン75の申請にやってくる。
思ってもいない再会に、どうにかしたいヒロムだったが、規則により親族は担当から外されてしまう。
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既に父親を亡くしており、叔父との交流を持とうとするヒロムだが、幸夫は、プラン75を心待ちにしており、75歳の誕生日に申し込みを行っていた。
ミチは施設に向かうと、叔父を送り届けたヒロムを見かける。
多少の動揺を見せつつも、死に場所の施設に向かう幸夫。
死に場所の施設で診察台に横たわるミチ。
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叔父の意思を尊重し送り届けたものの、やはりダメだとヒロムは引き返してきて、施設に入り叔父を探し、もう一度止めようとしていたヒロムでしたが、叔父はもう亡くなっていました。
酸素マスクからガスが流れれば、眠りに落ちて死亡するはずだった。
隣の台で静かに死んで行く幸夫。
だが、手違いからミチのマスクにはガスが流れなかった。
幸夫を止めようと施設を訪れるヒロム。
だが、幸夫は既に亡くなっていた・・・せめて火葬は合同ではなく身内として行おうと奔走するヒロム。
生き残ったミチは施設を抜け出し、夕日の中を歩き出した・・夕日を見つめるミチの表情は、再び生きるという決意に満ちた強いものだった。
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「プラン75」という制度が導入されると、人々の生活や思考はどのように変化していくのか。
多様な年齢・立場から多角的に映し出していく本作は、見る者それぞれに「自分だったらどうするだろう」と考えさせ、共感させる“受け皿”の広さを有している。
つまり、ミチと同世代の人だけでなく、ヒロムと同じ若者世代を含め、誰が見ても“自分事”として刺さる作品なのだ。
「観る人によって無限に形を変える映画となることを願っています」。早川監督の言葉通り、「PLAN 75」は観客それぞれの心の中でじっくりと育っていく作品となることだろう。
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『PLAN75』に関連する動画
映画批評サイト「ロッテントマト」のTOMATO-METER [🍅92%] (2023.04現在)
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映画レビューサイト「IMDb」Internet Movie Databaseの評価 [★6.7] (2023.04現在)
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『PLAN75』についてTwitterの反応