【実話映画『ワース　命の値段（原題：Worth）』】9・11テロ被害者遺族7000人を救うために闘った弁護士の感動の実話！

2023年3月6日 27分44秒

（出典 longride.jp）

実話映画『ワース　命の値段』9・11テロ被害者遺族7000人を救うために闘った弁護士の感動の実話！

映画「ワース・命の値段（原題：Worth）」は、2011年に起こったアメリカ同時多発テロの被害者遺族に対して、犠牲者と遺族に補償金を分配する国家的な大事業を担当したケネス・ファインバーグの実話を、ファインバーグ自身の回想録『What Is Life Worth?』を基に映画化した作品。

本作は、9.11テロの被害者遺族7000人を救うために支払われる補償基金設立という、世紀の難事業に挑んだ弁護士たちを描く感動の実話。

主演の名優マイケル・キートンが、アカデミー賞受賞『スポットライト世紀のスクープ』製作陣と再びタッグを組み、プロデューサーにも名乗りを上げた作品で、アメリカ同時多発テロ被害者の補償金分配を束ねた弁護士の実話を映画化した社会派ドラマ。

マイケル・キートンが演じるのは、9.11同時多発テロ後、約7000人もの被害者と遺族に補償金を分配するプロジェクトに任命された実在の弁護士ケン・ファインバーグ。

2011年9月弁護士のケン・ファインバーグは、コンビア大学で教鞭をとっていた。

そんな時、2001年9月11日に同時多発テロが発生、多くの犠牲者を生んだ。

アメリカ政府は犠牲者に補償を支払うためすぐ様基金を設立した。

そうすることで犠牲者が航空会社などを相手に民事訴訟を起こすのを回避する目的があったのだ。

このアメリカ同時多発テロを受け、弁護士ケン・ファインバーグは、この仕事を「調停のプロ」として引き受け、米政府は被害者と遺族救済を目的とした補償基金プログラムを立ち上げる。

その特別管理人を任された弁護士のケン・ファインバーグは、独自の計算式により、個々人の補償金額を算出する方針を打ち出す、

しかし、補償金の額を決めるのは命に値段をつけることと同じで容易ではなかった。

愛する家族を亡くしたばかりの遺族たちは、ただでさえ深い悲しみの中にいるのに、そんなときにお金の話をするのは反感を呼ぶ。

被害者遺族が抱えるさまざまな事情と、彼らの喪失感や悲しみに接する中で、いくつもの矛盾にぶち当たる。

ファインバーグに課せられたのは遺族の80％を説得し、サインさせること。

さもなければ集団訴訟を起こされ、航空会社が倒産し、甚大な経済的ダメージを受けることになる。

期限は2003年12月22日にまで。

チームが掲げる対象者約7000人の80％の賛同を得る目標に向けた作業が停滞する一方で、プログラム反対派の活動が勢いづいていく。

果たしてファインバーグは、遺族を説得させることができるのか。

期限が迫る中、苦境に立たされたファインバーグは、ある大きな決断を下す。

実際に主人公の士ケン・ファインバーグが記した回顧録を元ネタとして映像化されたもので、人の命の値段について、深く考えさせられる内容となっている。

果たして人に値段をつけることができるのかどうか、という問題を911の被害者遺族を通じて考えさせられる。

キートンのほか、「ラブリーボーン」のスタンリー・トゥッチ、「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のエイミー・ライアンらが顔をそろえる。